空 室 の ご 案 内

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インダストリアルデザインについて

昨日、「ブルースタジオ」の福岡オフィスのスタッフさんが玉川ビルコスモコートに見学に来て頂きました。

猛暑の中、玉手さん、井手さんありがとうございました。

 

まずは、玉川ビルのタマガワカリードットコムさんでランチしながら色々と意見交換を、、そのあとは、玉川ビルツアーを開催。

洗練されたビンテージビルの様相にブルースタジオさんも興味しんしんでした。

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タマガワカレーのスパイシーなカレー

そのあとは、場所を移してコスモコートの見学会

ガレージからオフィスにリノベーションしたスペースで、ラフなミーティングを開催しました。

テーマは「このスペースをどのようにカッコよくしていくか」

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ガレージオフィオスにて

ここで、頻繁にでてきたキーワードが「インダストリアル」という概念。

インダストリアルとは、

工業的という意味を持つ言葉。かつて工業製品として生産された家具や室内設備は機能性や実用性が高く評価されてきました。

そのデザインを活かし、無骨でヴィンテージ感(ユーズド感)のあるイメージで作られているのが「インダストリアル」なインテリア。おしゃれなカフェなどで見かけた方も多いのではないでしょうか? 最近では自分の部屋にもインダストリアルデザインを取り入れたいという人が増えており、いろいろなアイテムを気軽に購入できるようになっています。

その特徴は、「金属」「コンクリート」「タイル」など無機質な素材をベースに、「木材」「レザー」「ファブリック」などの異素材を合わせていること。シンプルながら存在感のある家具は、独特の雰囲気づくりに欠かせない存在です。またブラックやダークブラウン、シルバーといった色味がベースに使われることが多く、重厚感の中に洗練された雰囲気も感じさせてくれます。

剥き出しの配管やコンクリート打ちっ放しなど、まるで工場をそのまま使うようなイメージでコーディネートされた室内は、無骨でありながらどこか味わい深く、年齢や性別を問わず幅広い世代に支持されています。

 

www.homes.co.jp

 

ガレージからオフィスにリノベするときになんとなくイメージしていたスペースのコンセプトはまさにこの「インダストリアル」なイメージだったんだと、改めて気づきました。

ぼんやりとした概念をはっきりとした言葉で定義づけしてもらうと方向性が定まります。なにをするべきか、なにをしてはいけないかという取捨選択が容易になります。

 

また、取捨選択の具体的な手法として「デザインコードは3つまで」というアイデアを頂きました。

 

デザインコードとは
構成要素の「配置」「色」「形」「素材」における空間の秩序を形成する「視覚的約束事」のことであり、周辺との調和を図る重要な手がかりとなるものである。

 デザインコード活用手法より

https://www.maff.go.jp/j/nousin/sousei/gijutu_manual/pdf/2bu-1syo.pdf

 

一言に「インダストリアル」といってもそこには様々な(インダストリアル的要素を含んだ)素材や色、形があります。それらをすべて取り入れても逆にテーマ性が揺らいでしまうということらしいです。だから、デザインコードはあえて3つくらいに絞ったほうが空間の秩序は保たれると、、

今、ガレージオフィスで使用している素材や色目は

・シルバー(鉄管・アルミなど)

・木目調(机・建具・ドア)

・グレー(床・壁・天井・モルタル・コンクリート

の3種類なのでこれをデザインコードとし、家具や照明器具などを展開していこうと思います。

 

またブルースタジオの玉手さんが、リメイクした古いオフェスチェアを見て「カステリチェアみたいですね」と言われ、、んん 「カステリチェア」ってなんだろうと調べてみると

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古いオフィスチェアをリメイクした椅子

1960年代にイタリアで作り続けられているカステリ社のロングライフチェアらしく、 日本では、岡村製作所(現オカムラ)がカステリ社と技術提携をしていくつかのグッドデザイン賞を受賞したそうです。じつはこちらの椅子は、オカムラ製の古いオフィスチェアなんです。

 

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カステリチェアのビフォー・アフター

ブルースタジオの玉手さんが「カステリチェアみたいですね」とおっしゃたも言い得て妙で、なんとも目利きが鋭いのにびっくりしました。

 

カステリチェアなんてまさに「インダストリアルインテリア」の代表格のような存在ではないでしょうか、しかも古いオフィスチェアをリメイクしたという、なんとも感慨深いストーリーまで含んでいます。(座り心地もわるくないですよ)

 

まだまだ、空っぽの空間ですが、沢山のヒントとアイデアを頂いたので、じっくりと「空間創作」に浸っていきたいと思います。